2006年 04月 15日
尺八発表会 |

友達の尺八発表会を見てきた。
彼は(茶杓師の海田曲巷さん)もう10年くらい尺八を習っていて年に一度の発表会。
すばらしい設備のコンサートホールを借り切って、毎年大々的に行われる。
しかしお稽古ごとの発表会なので、ベテラン生徒も新人生徒も発表するわけで…。
下手な尺八とか三味線を聴かなくちゃならない苦難を考えると、足もとまる…。
そんなわけで、たいてい、出演者の家族さえ見に来ないのだ。
500人は収容しそうな立派なホールの客席に、今年は50人あまりのお客さん。
でもまだいい方で、3人、という年もありました。今年はお客さん多いね、と話したほど。
子供の発表会なら、下手なピアノもバレエも、親はニコニコしながらビデオを撮ってるのに
お父さんの尺八には妻も娘も息子もつき合わないんだな、悲しいことに…。冷たいもんです。
お父さん、紋付はかまの晴れ姿で、一生懸命やってるのに、…と切なさが漂う舞台です。
私はわりとマメに友達の発表会に行きます。たとえ家族は来なくとも。
フラメンコ、ブルースギター、謡と仕舞い、バレエなど、いろんなことやってる友達がいて
上手下手は別にしても、この年になっても夢中で習いごとしてるのはスバラシイことで、
友達の晴れ舞台、かけつけたいものです。発表の機会あってこそ、習い事は続くというもの。
で、海田さんの尺八、実はかなり上手い!。5年目くらいからメキメキいい音を出すようになって、
今ではたまに彼の尺八を聴きたいなぁと思うぐらい。
秋にお茶会を主催するらしい。その時はしみじみした音を聴けるだろうな。楽しみ〜。
by dees2688
| 2006-04-15 23:12
| 音楽